大人の関係がないのに、たくさん支援してもらうことができるなんてやはりどこか夢の話じゃないのかって気持ちもあったのです。
でも大人の関係なしなのに、大きな支援を受けられたらそれはどんなに素晴らしいだろうと同時に感じていました。
同僚は開業するための資金をパパからもらうことに成功したということで、近々仕事を辞めると言い出したのですから。
もし彼女の言うような、セックスなしのパパがいるのだったら私も欲しい気持ちになってしまいました。
「それってパパ活みたいなやつなの?」
とりあえず知っている知識を絞り出して、聞いてみたのですが、彼女ちょっと眉に皺を寄せながら言ってきました。
「パパ活って楽したいダメな女の子のすることですよ。そういう女の子と一緒にして欲しくないですよ」
多少苦笑いを浮かべながら言われてしまったのでした。
「私真剣に、ショップを開く資金を何とかしなければってずっと考えていたんです。そうしたら肉体関係なしのパトロン募集する方法というのがあるのがわかったんですよ。最初はそんなバカなって思っていたけど、もしかしたらと思って募集してみたんです」
彼女自身も始めは、エッチしないでお金くれるパパなんて信じられなかったようでした。
それでも、もしやという気持ちがあり、ネットを使って募集を続けたそうなのです。
「真剣に夢を追いかけている女の子を助けたい、そんな気持ちを持つお金持ちのパパっているんですよ。初めはネットの都市伝説かなって思っていたんですけどね」
そうは思いつつも、もしかしたらという期待から募集をずっと続けていたというのです。
そうしたら、サポートしてもいいというパパを見つけたらしいのです。
面接を何度も繰り返したりしただけなのに、それなりのお小遣いをもらっていたと話してきました。
関係が発展して、実際にとっても大きな金額を毎月支援してくれる約束をしてくれたということでした。
「半信半疑だったけど、本当に相手探せちゃったから自分でもびっくりです」
そういう彼女の表情はとても明るかったのです。
だからやっぱり私もパトロンが欲しい、同僚にパトロンの見つけ方を聞かなければ損をしてしまうなと思いました。
同僚が探すことに成功したようなパパを見つけられたら、自分のショップを経営する夢がとても近くなるのです。
パトロンの探し方を真似していけば、もしかしたら大きなチャンスが転がり込んでくる可能性がある、そう考えると不思議な期待感や高揚感が生まれていました。